フラットトップのメカニズムが分ります
）この本を読むと、セルヒオ・ガルシアやリッキー・ファウラーのスイングメカニズムが理解できます。但し、120ページで「トップでフラットになったクラブを、立てて下すのが基本。」と述べながら、「立てる意識が強くなりすぎると、ヘッドが外から下りやすくなるため注意が必要です。」とも述べており、それについての対策が書かれていません。またドライバーには大変良いスイング理論だと思いますが、アイアンをこのイメージで振ると、大ダフリになりがちです。是非続編では、この辺りの事も解説して頂きたいものです。何にしても、トップが被ってしまう方や八の字スイング（藤木三郎プロの様な・・）のゴルファーには福音となる書物だと思います。

セルヒオ・ラインスイング理論
現在のトッププロのスイングがわかりやすく説明されているので、初心者の方でも十分に理解できます。ただし、身につけるにはかなりの努力が必要かと思います。

ある程度上級者向けではないでしょうか
　レッスン書を幾度と無く読み、レッスンＤＶＤをたくさん観てきました。しかし、自分のスイングをコマ送りで鏡を見ながらチェックしているとレッスン書どおりできるのに、実際ボールを打つのをデジカメ動画で撮ると、どうしても「オンプレーンスイング」と若干違っていることが悩みでした。

　この本の内容はアベレージ向けのレッスン書にはなかなか無いものです。この本で私が感じていた悩みを解く糸口を得ました。ただし、一定のスイングを身に着けているゴルファーが一層の精度を求めるための内容であり、スイング理論をある程度理解していないと良くわからないまま終わるかもしれません。また、スコアメイクはフルショットのスイングだけでは困難であり、この本の内容をマスターするだけで７０では回れないと思います。

　因みにＰ１５４、Ｐ１５５のスイング連続写真は５コマ目の順番が違っています。トップオブスイングの直前のコマになっていますが、実際はダウンスイング直後の動きです。