心を穏やかにしてくれる中部氏の言葉
　ゴルフに関する本なのですが、中部さんの言葉は日々の私の行いに対してかけられているように思えます。眠る前に読むと、忙しかった一日を癒してくれると同時に、明日への指針をオブラートに包んだように示唆してくれます。

　スポーツの世界にもよくあることですが、頂点に行ったプレーヤーというのは人間として最早スポーツマンであること自体を超えてしまうのでしょう。

　人生に関する本と言ったほうがよいのかもしれませんね。

本質は時代を経ても変わらず
”ゴルフは飛距離を競うのではなくスコアを競うスポーツ”

”飛ばそうとして力むと曲がる、距離を抑える勇気”

”それを毎日続ければ、でも殆どの人は続けない”

これほど凄い伝説のアマチュアプレイヤーでも、

大切と述べていることの謙虚さと合理性に納得できます。

驚くのは、これらが書かれていた時代（当時、雑誌に連載）、

優れた本質は、時代に関係なく通ずるという好例でしょう。


頭で理解していても、実践では出来ないのが人間の性といった

深い洞察にも頷けるところが多く、氏が活躍していた現役の頃を知りませんが、

アマチュアゴルファーにしてこれほど語り継がれている所以を想像できます。

テクニカルな内容を期待されている方にはやや物足りないかもしれませんが、

ゴルファーであれば一度は読んでおきたい一冊です。





おすすめ
いいですね。ゴルフではなぜかマネージメントができない人にお勧めです。