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宇都宮 徹壱

おすすめ度:

著者らしさが現れた一作
ディナモ・フットボール―国家権力とロシア・東欧のサッカーを過去に発表している辺境のサッカーに通じる筆者が、
ヨーロッパ各都市を回り、その国とサッカーはどのように文化的、社会的に結びついているかを記した快作。
この手の作品はサッカーの敵のように、海外の作家に良書が多いが、近年は木村元彦氏の蹴る群れなど、
日本人の作家も奮闘している。
筆者、宇都宮氏の武器は「写真家」であることなのだろう。ファインダーを通して氏が見る世界は、他のジャーナリストとは異なる視点から捉えている。そしてそれを表現する文章力も素晴らしい。
いろいろな地域に目を向ける作品が多いが、この類の作品を読むと一つの国や地域のサッカーの歴史を徹底的に調べ上げた本も読みたいところ。
そういった中では幻のサッカー王国―スタジアムから見た解体国家ユーゴスラヴィア、
ディナモ―ナチスに消されたフットボーラー、
消えたダービーマッチベルファスト・セルティック物語 (COSMO BOOKS)、
バルサとレアル―スペイン・サッカー物語がお勧めである。欧州におけるフットボールの持つ社会的精神的重みと美しさ、熱さ。
著者は、気鋭の写真家にしてサッカー・ジャーナリスト、ネット上にて配信されているコラムを楽しく読ませて貰っている者として、まず最初に購入したのが本書。この10年間欧州を隈なく廻り、各地のサッカー事情を詳細にレポートしたものだが、これが実に面白い。
第1章の書き出しでまず紹介されるのが、NATO軍のユーゴスラビア空爆直前の緊張高まるベオグラードへ、ユーロ2000予選を観戦に行こうとするエピソード。もちろん、試合は中止で、著者は次善の策で急遽スコットランドに向かうのだが、、、。
フットボール熱が、南米と共に最も盛んな地域だけに、人々やプレイヤーたちの事知れぬ思い入れが感じられるし、フットボールを媒体に、欧州の様々な国々、日本に馴染みがある国もない国も含めて、民族、宗教、政治、イデオロギーの歴史的背景と対立に、国民性や文化も包括させた紀行文にもなっている。
そして、イタリアとかオランダと言った強豪国ばかりではなく、表舞台で脚光を浴びる事のない弱小国たちのささやかで牧歌的な日常の営為の一部としてのフットボールの素晴らしさ。
デリー、ワルシャワ、ベオグラード、イスタンブールら多禍に見舞われた街々の、スタジアムが朽ちかけようとも、国家が流浪しようとも、人々の間に脈々と流れるフットボールへの社会的精神的意味の重みを知る事が出来る。
前述したように、これは飽くまで欧州諸国のサッカーの現状に触れた優れたルポルタージュ。でも、欧州サッカーについて疎い者でも、十分に面白く読めた。
フットボールの美しさ、そして熱さを感じさせる名著、サッカー・ファンならずともお薦めしたい。題名がいい
「現地の言葉を理解できず、誰にも省みられず、いつも腹を空かせながら、地を這うような視線でフットボールの匂いがする場所を捜し求めている」からフットボールの犬。いい題名だ。
サッカーを通して各国の文化を垣間見る、また、各国の文化がどのようにサッカーに反映されているかを書いたノンフィクションには、木村元彦の蹴る群れ等があり、そんなに目新しい試みではない。
それでも、この本により強くフットボールの匂いが漂っているのは、視線が市井のレベルまでぐっと下がって、その国のサッカーの日常、わが街のクラブを捉えているからだろう。
「写真家だが、写真だけでは食えないので、モノ書きも兼任している」というのもいい。写真は流石。見るだけで楽しい。また、兼任としているだけに文章に変に力が入っていないので、犬の目線でみたフットボールが素直に伝わってくる気がする。
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