マニアックだけど、面白い
サッカー専門新聞「エルゴラッソ」に、週1回掲載されている漫画です。

もともとこの作品が大好きなので、単行本化されるのを心待ちにしておりました。


内容は、ほのぼのと面白い…のですが、マニアックです。

最初のハードルが高いです。ただ、それさえ越えてしまえば楽しめるはず。


私が、特にハードルが高いかもしれないと思った例を挙げますと、


・川崎の「がっかりドッグ」

・千葉の「モオノキ」

・柏の「柏バカ一代」

・広島の「クリスタル製のトロフィーを割っちゃった事件」


このあたりを、読者が知っている前提で描かれている話があったりします。

知らないと全く解らない、とまでは思いませんが、解りにくくはあるでしょう。


これらの元ネタを、問題なく知っているというコアなJリーグファンになら、心からお薦めできます。面白いですよ。

Jリーグへの大きな愛情、ディープなＪリーグおたく向け
　表紙のかわいらしさに釣られて『ほのぼのJリーグマンガ』…と思って手を出すと痛い目にあうかもしれません。

　実際にはほのぼのするネタが多いんですが、「サポータなら『たぶん』、わかるとおもう」って文字が表紙に踊るように、このマンガのネタを理解するには相当深くJリーグに関心を持っていないと難しいと思います。贔屓クラブを追っかけてるくらいのサポーターだと、大半のネタを理解できないでしょう。


　・試合中継はハシゴして見る

　・贔屓のクラブ以外の結果も速報番組でチェック

　・J2ももちろんフォロー

　・岡田ジャパンに対しては一歩引きつつ生暖かい目で見守っている

　・土日は2ちゃんねるでサッカー関連の話題を一通り追う


　↑このくらいはまっている人なら面白く読めること間違いなし。

　作者と編集者のJリーグに対する愛情がひしひしと伝わってくる本になってます。おすすめします



　ちなみに表紙はJリーグ初年度の10チームから。

　もちろん名古屋が中心です。9体しかいなくてしんみりしちゃった人、カバーを外してみてください。