内田篤人選手のことがわかり、頑張ろうとも思える
内田篤人選手のサッカー生活に深い関わりを持った方々に十分な取材をし、彼がどのような選手なのか、どのような人なのか、がよくわかるように書かれています。

内田選手は、もちろん十分な素質は持っているのでしょうが、それに加えて、「素直さ」「前向きなこと」そして「ハングリー精神」を持ち、ひたむきに努力したことによって、「幸運」をも呼び込むことができたのだと感じました。読んでいるうちに、Jリーグの試合を見たい、とも思いました。

自分はまったくスポーツとは関係のない世界で生きていますが、この本を読んで「自分も頑張ろう！」と思いました。そういう意味では、サッカーに限らず夢を持って何かに向かおうとしている方々、特に若い方に薦めたい本です。



内田篤人を応援したくなる本
本田△、俊輔、中沢、憲剛、長友、みんな若いうちは

将来を有望視されていた選手ではなかったと記憶しております。


そんな中、内田篤人選手も同じように、無名の選手だったようです。


いかにして、内田が日本代表にまで登りつめたのかが、よくわかる本でした。

特に、あまり知られていない、プロにいたるまでのエピソードが、興味深かった。


１つ残念だったのは、後半、第4章のプロになってからが、駆け足になってしまっているところ。

ただ、それを気にさせないほど、関係者の証言がイキイキとしていて、得るところが大きいと感じたので、星４つです。

2002年のサッカー熱はどこへ…
日本が初めてワールドカップに出場した1998年フランス大会。

初めての自国開催をした2002年日韓大会。

日本のサッカー熱は凄かったですが、今大会は…。


もっともっと、サッカーが盛り上がっても良いはずなのでは？

と思ってしまうほどの、盛り上がらなさ。


その意味で、期待していたこの本。


内田篤人が無名の状態から、一歩ずつ階段を駆け上がる様子がよく分かりました。


感想としては、内田篤人は運がいいんだなと思いつつ、

「運も実力のうち」とばかりに、人柄や姿勢で、運を引き寄せたのだとも感じられました。


読むにつれてその人物像に魅かれていきました。


ただ、彼の良い面ばかりで、もう少し課題点などを挙げてもよいのでは？

という点を考慮して星を１つ減らしました。


内田篤人をもっと知りたい、好きになりたい人にはおススメの本。