なるほどとは思った
なんでニシザワはあっという間に撤退したのだろうと不思議だったけれど、この本を読んで理由がよくわかった。要するに経営者が、スキーに対してそれほど思い入れを持っていなかったというだけのことだった。ある意味がっかり。でも疑問が解けたという意味ではすっきり。

敗軍の将
この本を読んで初めて、ニシザワのスキーがどのようにして生まれて、なくなったのか知った。個人的には、スキーブームが去っても基礎スキー分野でニシザワスキーは健在だろうと思っていたのだが、急速な時代の変化に対応する経営の難しさを知る。

経営者としては一流とはいえなかったろう著者の自虐的な表現もあるものの、一般人が経営者になるとこういう感じなんだろうなと妙に納得できる。

スキーが好きだった人、２代目経営者は読んでみても良いのではないか。

スキーの記事は３割程度です
スキーの歴史が分かる本、と思って購入するとがっかりする確率が１００％です。

内容的には、西沢氏の半生記という感じです。

年代的には札幌オリンピックのちょっと前から２０年前の技術選くらいまで。

本当に昔のスキーの話や、最近の用具の話となると内容が薄くなります。


あまりお勧めできません・・・


年商１００億のスキーメーカーって言うのはウソです。最大売れた時期でも２０億ちょっと。