お役に立てれば・・・次号期待
４０年近い昔、私が撮影した見開きの写真を見て、あの頃を思い出しながら、我が子の著書を読みました。登山、スキー、水泳など運動好きな母から手ほどきを受けてスキーを始め、今も手作りに励んでいる母の手編みの帽子、手袋、靴下を身につけて編み上げスキー靴、ワイヤー式カンダハ、竹ストツクで窓にビニールを貼って防寒している上砂川（ドラマ悲別駅のある街）の炭鉱住宅からニッコリ笑っていざ出陣の姿です。
年金生活の私たちはスキー宿を気取つて今も北海道岩見沢に居を構ています。今は装備は変わっていますが、毎正月10日近く取材と称して親の家に来て、雪崩、衝突、骨折、吹雪が心配で、帰るまで心配している母を尻目に、一家で我が家から雪山に出るときは、今もニッコリと同じ光景です。元気に遊ぶことが親孝行と思っているようです。
物心が付いて質問を受けたとき、百科辞典の仕組みとアイウエオ順に探す検索の仕方を教えられ、10冊の本の索引を暗記して活用した人です。中学生の頃からサイクリングにはまり、校則に反してキャンプに出かけ、大学受験前に日本１周をしています。脊椎損傷などしはしないか親の心配を尻目にマウンテンバイク、サーフインにもはまりましたので、共通点のある遊びの解析に役立つヒントがある、その時の経験もそろそろ出てくる頃と睨んでいます。遊び、仕事の中からヒントを得て、科学的視点で楽しさを広げる遊び人の本です。
二輪車の自動操縦の研究開発をしている親戚の人もサイクリング、サーフイン、マウンテンバイクの科学的視点からの解析には興味があるようです。親戚ですから、同じDNAが通じるのかも知れませんが、この本が広い分野で役立てばと思います。この本を通じて弟とも熱心に情報交換していること、沢山の人との交流を偲ばせて頼もしい限りです。
遊びの安全についても随所に載せてあり、一人でも多く大きな事故に遭わないことに役に立ち、同じ子を持ち心配している親御さんに少しでも安心出来る本を書けるように期待します。父より